「夫(妻)といつも喧嘩をしてしまう」「喧嘩をしたくないのに」 こんなふうに思っては離婚の2文字が頭をよぎる。そんな毎日を過ごしていませんか?
私は幼いころから両親の夫婦喧嘩にふりまわされながら大人になりました。仲の悪い両親を見ながら客観的に「何が夫婦喧嘩の原因なんだろう?」「夫婦喧嘩を解消する方法はないのかな?」と 思っていました。心理カウンセラーとしてお仕事をするようになった今、客観的に過去の出来事を振り返ってみたら大きな気づきがあったんです。
この記事を最後まで読んでいただくと夫婦喧嘩の表面的な原因ではなく「夫婦喧嘩の本当の原因」や「夫婦問題を解決する3つの方法」がわかります。さらに夫婦喧嘩が子どもに及ぼしている影響まで私の体験談をもとに解説や考察をしていますので今、夫婦問題に悩んでいるなら参考にしていただけたら幸いです。
夫婦喧嘩の本当の原因とは?
まずは結論からいいますと夫婦喧嘩の本当の原因は「お互いの願望」です。「えっ?!どういうこと?」と思いますよね。私もまさかこんな結論にいたるとは思っていなかったので驚きました。
ここからは私の体験談をもとに説明していきますね。その前にこの記事を初めてみている方へ1分だけ私の自己紹介をさせてください。
両親は私が幼いころから夫婦喧嘩が耐えない関係で夫婦喧嘩も日常茶飯事だったので「また夫婦喧嘩をしてるわ」と思っていました。それが私が社会人になった20代の頃には夫婦喧嘩がますます激しくなり、毎晩近所まで響き渡るような怒鳴りあいの喧嘩をする毎日。妹はその当時はまだ中学生で両親が夫婦喧嘩をして怒鳴りあうそばで泣いていました。
私は仕事から疲れて帰ってくると両親が大喧嘩をしているので、げんなりしながら「もういい加減にして!やめて!」と仲裁に入らざる負えない状態だったんです。あの頃のことを思いだすと今でもため息がでますね。両親の夫婦喧嘩の表面的な原因は母親が父親の浮気を疑っていたことが夫婦喧嘩の始まりでした。
このときの私の想いは・・・
「この家に帰りたくない」「家を出たい」「こんな家族が嫌だ」
もっとこの想いを掘り下げてみた私の深層心理は・・・
「安心して過ごしたい」これでした!
そしてこのときの父親の想いを推測すると・・・
「いい加減にしてほしい!」「なんで(自分を)信じてもらえないのか」「ストレスだ」
おそらくこんな想いだったと思います。
もっとこの想いを掘り下げて推測してみた父親の深層心理は・・・・
「安心して過ごしたい」これでした。
さらに母親の想いを推測すると・・・
「なんで嘘をつくのか?」「本当のことを認めて謝ってほしい」「ストレスだ」
もっとこの想いを掘り下げて推測してみた母親の深層心理は・・・
「安心して過ごしたい」でした。
泣いていた妹もおそらく心底「安心して過ごしたい」と思っていたと推測できます。
家族4人に共通している想いは「安心して過ごしたい」だったんです。夫婦喧嘩の表面的な原因は父の浮気疑惑ですがこれは夫婦喧嘩のきっかけにしか過ぎないんですね。
表面的な原因(浮気疑惑)だけを解決しても根本的な原因である「安心して過ごしたい」が解消されなければ、夫婦喧嘩は続きます。これは表面的な原因を変えてまた、夫婦喧嘩を勃発させるんです。一緒に住んでいる家族みんなが「安心して過ごしたい」という共通の想いが間違った願いとして叶ってしまったんです。
どういうことかというと人の頭の中で働く潜在意識と顕在意識が大きく関わっています。顕在意識とはわずか約10%で目の前にあることに注意を向けたり、新しいことを学んだりするときに使われます。一方、潜在意識は約90%と言われていて夢を見たり、感情を感じたり、緊張したりするときに影響を与えます。これは私たちの頭の中で働く時間の大部分を占めているんです。
この大部分を占めている潜在意識が「安心して過ごしたい」と家族みんなが感じていたと推測します。潜在意識は『「安心して過ごしたい」と思っているんですね。では「安心して過ごしたい」と言い続けたい現実をみせていきましょう』と勝手に動き出し「安心して過ごしたい」といいつづけたくなるような現実を引き寄せてくるんです。
これが家族一人の願望ではなく4人分の願望ですから効果も4倍となって強力な引き寄せ力と望まない現実を体験せざるを得なくなったと考えられます。私は心理学を学び始めてそういうことだったのか・・・と腑におちました。当時は浮気がどうのこうのと言っている両親に半ばあきれていましたが本当の原因があったことに気づいてからはうわべだけの夫婦喧嘩の原因に騙されてはいけないと感じました。
「安心したい」という願望が満たされていないことが家族にストレスを与えて大きな喧嘩の原因になっていたのかと思うと自分の思考はもちろん心の在り方も変えていかなきゃいけないと感じさせられた大きな気づきでした。今、夫婦喧嘩で悩んでいるあなたの心の願望は大丈夫ですか?
「自分の本当の願望に気づけていますか?」「間違った願望を心で感じ、脳に伝えていませんか?」もう一度振り返ってみることをおすすめします。
たったの3つ!夫婦喧嘩を解消する方法
どうすれば夫婦問題を解決できるのか?大まかに3つの方法についてお伝えしていきますね。いろんな問題のケースがあるとは思いますが今あなたの目の前で起きている現象はあなたの潜在意識や心が作り出しているということが前提です。
1.夫婦問題を客観的にみる
現実に見えている夫婦喧嘩の原因にとらわれずに自分のことも相手のことも他人事のようにそれぞれをみてください。相手が言った言葉や行動を思いだして書きだしてみます。そして自分が言った言葉や行動も同じように書きだしてお互いの共通点はないか?と客観的にみて探ります。私が家族を例にして説明したようにそれぞれの想いを深く掘り下げてみてください。
深層心理を見つけるときのポイントは表面的な想い(例)「家に帰りたくない」→ この想いに対して「じゃあ、自分はどうなったらいいのか?どうなったら嬉しいのか?」と自分に問いかけてみてほしいです。するとおのずと自分の本当の願望が見えてきます。相手の想いについては推測するかたちで考えてみてください。
相手の気持ちや願望はわからなくても大丈夫です。1番重要なのは自分の思考や気持ちなので(^^♪
2.自分の心を見つめなおす
自分の本当の願望が見つかったら、今までの夫婦喧嘩についても思いだせる限りで同じように「あのときの喧嘩はどうだったかな?」と振り返ってみてください。根本的な喧嘩の原因(願望)がもしかしたら同じではないでしょうか?だとしたらまた今回の夫婦喧嘩がこのまま解決をしたとしても同じことを繰り返す可能性があります。
表面的な喧嘩の解決ができても根本的な原因が解決できていないのであなたの潜在意識が作動して同じような現実をあなたに見せるために働いてしまうんですね。
3.間違った願望を手放し、心の在り方を変える
同じような夫婦喧嘩を繰り返さないためにも見つけた本当の原因(願望)を手放してあなたが本当に心から望んでいることを感じたり考えることで見えてくる現状は変わってきます。私の例で説明すると(誤)「安心して過ごしたい」→ (正)「安心している」「安心して過ごしている」というように思考のクセを変えるんです。
いつの間にか自分が望んでいない現象をそのまま感情として味わっているから、そのままの現状が変わらないことに私は気づきました。例えば私でいうと「つらい」「苦しい」とそのままの感情をずっと感じていたからそのまま「つらい」「苦しい」という感情を私の潜在意識はキャッチしてその現象をみせてくれていたんですね。
夫婦喧嘩を解消する方法は相手を変えるのではなく、まずは自分の心の在り方を変えることが夫婦問題解決の近道です。
最後に
結婚生活をしている人だったら誰しもが経験したことがある夫婦喧嘩。いつもの喧嘩だからとやり過ごしているうちに大きな喧嘩へと発展して「もう一緒にいられない」という事態にもなりかねません。また子どもがいる場合はこどもへの精神的負担もかなり大きくなるので早めに対処したいですよね。
夫婦喧嘩の表面的な原因から解決すれば問題なし!と思いたいところですが実は夫婦喧嘩を繰り返している場合には根本的な本当の原因が自分や相手の中にあることに実体験をとおして私は気づきました。自分の心の奥深い内面では「何を願っているのか」「どう感じているのか」が今の現状に問題となって表れてきます。
そこで今回は夫婦喧嘩を解消する方法が知りたいあなたへ夫婦問題解決のための3つの方法お伝えしましたが、いかがだったでしょうか?道具も何も必要なく自分の心の中を見つめなおすだけなので簡単にできます。ぜひ、試してみてコメント欄に感想をいただけたら嬉しいです(*’▽’)
自分でやってみたけど「いまいち根本の原因がわからない」「こんな場合はどうしたらいいのかな」と悩む場合はカウンセリングでお気軽にご相談くださいね♪同じ悩み抱えるあなたのお役にたてたら幸いです。
30年間も毒親や家族、夫婦問題に苦しみ続けたきた私が自らの経験をもとにあなたの心をスルっと解きほぐすカウンセリングで悩みの根本の原因をみつけ、自分を癒しながら一緒に解決していきます。
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今後も毒親、家族、不登校、夫婦の問題についてブログで更新していきます。
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